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JUJU's Closet

ヌメロなみなさまごきげんよう。 春の花々が一斉に綻び始めたこの頃。 お花見に歓送迎会に内臓の休まる暇もない方や、4月からの新しい生活に良い方にも悪い方にもドキドキして心の休まらない方や、私みたいなツアー前の準備的な事で心も体も休まらない方など、とにかく気温の上昇と共にいろいろな事が起こりつつあるのでは?若かりし日のこの時期にはどうしても受からない追試に押しつぶされそうになった事もあって、あの毎朝学校に向かう憂鬱な時間を未だに思い出すけれど、今となってはそれも良い思い出のひとつ(嘘。あの頃を思うと今でも胃が痛くなるのは内緒)です。フフ。

さて、今回のテーマは「Journey」、「旅」であります。 旅といえば、家族旅行に社員旅行、修学旅行に卒業旅行、傷心旅行に小旅行、ふたり旅にひとり旅、というように様々。 全世界をくまなく回る私の大親友Y嬢みたいなワールドトラベラーもいれば、気に入ったところにばかり足を運ぶ私のような人もいると思いますが、どんな旅であれ私は旅というものが大好きです。 旅好きなのが血筋なことはハッキリしていて、私を取り巻く大人たちは常に旅行に出かける人達でした。 なにかと理由をつけてはとにかく色んなところに赴く。 車で行ける距離のところにも、新幹線に乗る距離のところにも、飛行機に乗る距離のところにも、どこそこに何か綺麗なものがあるとか素晴らしいものがあるとか楽しいことがあると聞けば、すぐに都合をつけていそいそと出かけていました。 両親とじゃなくて叔母とその恋人に連れられていく旅っていう、当時は旅の楽しさにかまけて何もおかしいと思わなかったけど今考えると不思議なシチュエーションでの旅もあったし、遠くのいとこを訪ねて結構な距離を大人なしでひとり、もしくは姉とふたりで旅させられたりもしました。 祖母にいたっては思い立ったが吉日とばかりに、急にほぼ誰にも何も言わずに海外に出かけたりと、とにかく自分のテリトリーの外に出て見たことのないものや触れたことのない何かを経験することを奨励する環境でした。 まぁだからこそきっとニューヨークに行かせてもらえたんだけど。 生まれてから今までの旅を振り返ると、もちろんすべての旅が楽しかったわけではなくて、時には大変な思いをすることもありました。 仲の良いはずの誰かとの関係性が変わってしまうこともあったし。でも、大変な旅も楽しい旅も、とにかく今までで行かなきゃ良かった旅はないなぁ。 どんな旅であれそこから学ぶことはたくさんあるし、善し悪しは別として感じたことのない何かを感じられることは確かだもの。 日常を飛び出して非日常を楽しむことはとても大事だし、それをドラマティックに叶えてくれるのが旅な気がします。 大人になった今だからこそ昔以上に思った通りの旅ができるはずだし、大人の日々にちょっと疲れたら、仕事がどうとか時間がどうとかは打っ遣ってとにかく旅に出てみると良いのかも。 きっといくつになっても新しい自分に出逢えるチャンスがそこにあるのでは。 祖母の血を引く私も仕事や時間を気にせずもっと自由にいろんな旅に出なくては。 行くぜ世界!待ってろ世界!!っていうか行きたいぜ春のパリ!!!と鼻息を荒くしつつ、ともあれ今は4月からのツアーという大人の修学旅行を楽しみにしようっと。 みなさま、会場でお待ちしておりまーす♡

つづく

Photo:Gen Saito / Styling:Aika Kiyohara
Hair&Make-up:Akiko Gamou(Heads)
Text : Yuko Fukui / Edit : Maki Saito

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