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JUJU's Closet

ヌメロなみなさまごきげんよう。毎日着るものを選ぶのが楽しいくらいに秋がだんだんと深まってきています。秋だからこその美味しい物も増えるから食べたい物の数もうなぎ上りで、でも秋だからこそのお洒落を楽しむ為にはお洋服のサイズをうなぎ上らせるわけにもいかなくて、なんしか食べたい衝動と食べ過ぎ注意の狭間でぐわんぐわんに揺れ動いた挙げ句、美味しい物を食べたい衝動にはやはり勝てないこの頃です。秋冬は素敵なお洋服が多いから、食べ過ぎてる場合じゃないんだけど、美味しい物は仕方ない。だって今は秋だもの!旬の物は旬のうちにいただくためにあるのです!!って旬のお洋服も同じ事だからやっぱり食べ過ぎ注意だなー。気をつけなければ。トホホ。

さて、今回お話しするテーマは「Be Gorgeous, New Gorgeous」。というわけで今日はゴージャスにまつわるお話をしようと思います。

ゴージャスと一口に言ってもいろいろあって、ゴージャスな物、ゴージャスな場所、ゴージャスな食事、ゴージャスな人、と日々の中にはいろんなゴージャスがあります。そもそもゴージャスとは古いフランス語で「優雅な」が語源らしい。日本語では豪華な、とか華麗な、とか贅沢な、とか立派な、などの意味で使われることが多い気がします。そういわれるとゴージャスな物=金銀財宝、ゴージャスな場所=宮殿ばりのどこか、ゴージャスな食事=高級レストラン、ゴージャスな人=ソーシャライツやらハリウッドセレブ、みたいになんだか贅沢な感じがちょっと敷居の高さを感じさせてしまうゴージャスワールド。ゴージャスでグラマラスな世界に憧れつつも、ちょっと高嶺の花感が半端なかったりします。とはいうものの、ゴージャスに対してそんな風に思うのは日本に戻って来てからで、ニューヨークに住んでいた時「Gorgeous」は日常のそこかしこにあるとても身近なものでした。英語で「Gorgeous」を使う時、それは必ずしも華美で贅沢な何かに対してではありませんでした。美しいと自分が思った物や事、人、犬や猫や馬やとにかく様々なオケージョンで使われていた「Gorgeous」という言葉。天気が良い日はGorgeous weatherだし、美味しいものは値段にかかわらず「It's Gorgeous!!」だし、素敵だと思ってる人には、ドレスアップしてるしてないとか男女関係なく「Hi Gorgeous」って言うし。馴染みのデリのおじさんも、私が二日酔いでボロッボロだろうと、寝起きまるだしだろうと、必ず「Hello Gorgeous, how are you?」って挨拶してくれてました。夜になってお出かけする時とか本気でドレスアップしている場合、おじさんは一瞬目を見開いて「Super Gorgeous!!」って言ってくれてたなぁ。うわべだけじゃなく、もっと深いところで自分が良いと思って疑わない物や事や誰かにゴージャス!!って言える事って素晴らしいと思うし、ゴージャスはもっと身近にあるべきだと思います。そうしたらもっと豊かでもっと楽しい毎日がやって来るような気がするなぁ。

さて、今季のトレンドのゴージャスはただのゴージャスではない模様。レースやフリル、メタリックやファーなどそれはそれは華美なウットリアイテムがわんさかありつつも、それをお上品にではなく良い意味で悪趣味に組み合わせるのが今っぽいそう。ゴージャスに対しての意識改革、するべきは今かもしれません。

つづく

Photo:Gen Saito / Styling:Aika Kiyohara
Hair&Make-up:Akiko Gamou(Heads)
Text : Yuko Fukui / Edit : Maki Saito

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