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JUJU's Closet

ヌメロなみなさまごきげんよう。いつからか日本最大級のイベントみたいになったハロウィーンの乱痴気騒ぎも終わって、街中にあったカボチャが速攻でクリスマスの何かしらに取り替えられた今日この頃。ニューヨークにいた頃は、毎年気合いの入ったハロウィーンを過ごしていて、大親友のY嬢とたくさんのハロウィーンパーティーに繰り出したものです。あの頃日本でハロウィーンに沸いていたのはごく一部だったはずだけど、時代も世代も変わったんでしょうねー。ハロウィーンについて賛否両論様々な意見はあるにせよ、1年の中で楽しめる行事が増えるのはとても良いことだと思う。ただ、ニューヨークではあんなに熱心に仮装していたのに日本では全くと言っていいほど10月31日にノータッチな自分のドライっぷりに一抹の寂しさを感じたりもしています。ふぅ...。

さて今回の「JUJU's closet」、テーマはPower of Generationということで、今までに感じた世代のチカラについてのお話しをしたいと思います。世代、と聞いて一番私の中で強く蘇るのはバブル期のイケイケ世代。とはいうものの日本がバブルで絶好調だった頃にはまだまだコドモだった私。家庭教師をやってもらっていたお姉さんが女子大生になって、お休みの時に帰省する度どんどん派手になっていったのと、コドモながらに1人聴いてはアガッていたユーロビートが唯一間近で触れたバブルでした。なにかにつけ女子大生ブームで、テレビの中でもかなり幅を利かせる女子大生がやけに大人に、やけに眩しかった。女子大生だけじゃなく、こどもの目から見てもなんだかそれまでの日本にはなかったくらい人々は欲に正直に見えたし、みんながとても楽しそうだった。カラフルでバブリーでボディーコンシャスでソバージュな世の中はあまり長くは続かなかったけれど、もしもあの時代にドンピシャで女子大生だったらどんなだったんだろうか...と今でもたまに思いを馳せることがあったりします。(そしてきっと楽しかっただろうと確信しています。笑)

バブルがはじけた後徐々に大人になっていく間、あんなものが流行りこんなものが流行りして、いろんなブームが起こっては消え、いろんな事が起こりました。年端が足らずバブル期のディスコ世代には間に合わなかったかったけれど、そのかわりクラブ世代としてニューヨークではたくさんのイカしたパーティーを堪能したし、景気の悪い時代だとしてもそれなりに学ぶことが多い世代に生まれて良かったと思う。私よりも下の世代にも何々世代とかいろいろあるけれど、ともあれ最近は一時期の妙な元気のなさを脱してちょっとザワザワしてる感じが良いなぁと思います。ってこんな事言ってないで私ももっとザワザワしないと。いくつになってもすべてのことにはその世代ならではの楽しみ方があるもんね。いま出来るすべての楽しいことに貪欲になってしまおうと決意した初冬の2015。私なりの精神的バブル期は来るのか!?乞うご期待。

つづく

Photo:Gen Saito / Styling:Aika Kiyohara
Hair&Make-up:Akiko Gamou(Heads)
Text : Yuko Fukui / Edit : Maki Saito

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