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JUJU's Closet

みなさまごきげんよう。冬の楽しい行事も続々と終わっていくし、結構な勢いで冬が本格化しているせいで、かなりお寒うございますがみなさまお変わりありませんか?着るものが増えて嬉しい!なんかとっくに通り越して、そろそろ防寒対策に考え方がシフトしがちな私がお送りする今回のJUJU’S CLOSET、テーマは‘ELEGANT WOMAN’。ということで今回は‘ELEGANCE’についてまたまた幼少の記憶を交えつつ考えてみたいと思います。

ELEGANTとかELEGANCEという言葉の意味を日本語にすると、上品な、とか優雅、高雅、優美、気品のある、となります。今回のテーマにはそこにWOMANがついているから「上品で気品溢れて優雅で優美な女性」となります。人としてっていうか女に生まれてきて、ガサツになりたい人よりも上品で優雅でいたい人の方が多いはず、っていうかガサツになりたい人なんていない!!とはいうものの人は常に色んな感情に揺さぶられて生きているから、365日何事にも動じず優雅でなんていられるわけもなく。それは人の生々しさで大切なことだし、歯向かうことなくその感情も楽しまなきゃいけないと思うけれど、ああ、優雅でい続けるってなんて難しい!!
どんなに仕事が忙しくて寝不足が続いても、強いられるダイエットのせいで美味しいものが食べられなくても、誰かにちょっとしたイヂワルをされたりしたってそんなこと意にも介しませんわっ!オホホホホ!!って言っていたいのが本音。とは言うものの、そんな時はかなりの確率でイライラしていて、ガラッパチとヤサグレが炸裂していたりもしてエレガントからはほど遠いところにいてしまうのが私。それでも品への憧れは捨てきれず、やさぐれなりにもどこかでエレガンスを感じさせれまいかと悪あがきをしてみたり。でもその悪あがきこそが大事なんじゃないかって思うのです。なんだか言い訳みたいに聞こえるかもしれないけれどそれには理由がありまして。こどもの頃、いかにちびジュジュが、不埒だけれど素敵な大人達に囲まれて育ってきたかは前回お話させていただきましたが、その頃から上品/下品のボーダーラインはいつだってとても不思議でした。周りの大人達と付き合いのある人のなかで、見た目はとびっきりお上品なのにどこかいやな下品な感じがする人がいたり、見た目や口調は優雅とか優美からはちょっと..いや、かなり遠いところにある筈なのに、でもどこかに品が見え隠れしてとても素敵な人がいたり。そこで私は思ったのです。着ているものとか身だしなみとか言葉遣いじゃないところから匂ってくるもの、それが品、な気がします。ボロを着ても心は錦、じゃないけれどきっと上っ面からではわからないもの、たぶん色気とも似ていて内側から滲み出なきゃウソ、なのがエレガンスだと思うのです。指先だったり、目線だったり、言葉の語尾のニュアンスの残し方で印象ってガラリと変わるもの。そこはかと香る品と色気、大切にしていきたいものですねー!ホント。

つづく

Photo : Takashi Kamei at FEMME / Styling : Yoshiko Kishimoto
Hair & Makeup : Yoshie Sasaki at Sylph / Retouch : Oshin Disco Studio

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